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慢性閉塞性肺疾患(COPD)の治療法 ~禁煙・治療薬の効果やそのほかの治療方法~

COPD(chronic obstructive pulmonary disease:慢性閉塞(へいそく)性肺疾患)は、慢性気管支炎や肺気腫といった病気の総称で、息が通常より通りにくくなる閉塞性換気障害を伴うものです。

現時点では、慢性閉塞性肺疾患(COPD)を完治させる治療法は存在しないため(2020年6月時点)、症状の緩和や進行を遅らせることを目的に治療を行います。

慢性閉塞性肺疾患(COPD)の大きな原因は喫煙だと考えられており、治療の際にはまず禁煙を行う必要があります。さらに症状によって、薬物療法、酸素療法、呼吸器リハビリテーション、外科療法などの選択肢があります。

慢性閉塞性肺疾患(COPD)を完治させる方法は現時点で存在しておらず、治療は症状の緩和や進行を遅らせることを主な目的として行います。

具体的には、症状や生活の質を改善する、身体運動に必要な呼吸などの機能と身体活動性の向上・維持、増悪(ぞうあく)の予防、慢性閉塞性肺疾患(COPD)の進行を遅らせる、合併症などの予防・治療、生命への影響の改善が目標となります。増悪とは、咳やたんの増加、息切れなどの症状が悪化することを指します。

慢性閉塞性肺疾患(COPD)の治療法には、禁煙、薬物療法、酸素療法、呼吸器リハビリテーション、外科療法などの選択肢があります。

喫煙を続けると慢性閉塞性肺疾患(COPD)の悪化が加速するため、まずは禁煙を行います。また、慢性閉塞性肺疾患(COPD)が早期に発見された場合は禁煙だけでも症状が改善するとされています。早く禁煙を始めるほど効果がありますが、進行してからでも進行を遅らせる効果は期待できます。

禁煙以外の治療法の詳細は以下のとおりです。

慢性閉塞性肺疾患(COPD)の薬物療法では、気管支を広げて呼吸をしやすくする吸入気管支拡張薬の使用が中心となります。気管支拡張薬には、効果が6~8時間程度持続する短時間作用性と12時間以上持続する長時間作用性の2種類があり、基本的には長時間作用型気管支拡張剤が使われます。

また、高度の気流閉塞があり、3年間で3回以上の急性増悪が起こっている患者に対しては、症状緩和や急性増悪予防のために経口ステロイドが処方されることもあります。

慢性閉塞性肺疾患(COPD)が進行している場合は、在宅酸素療法を行うこともあります。

在宅酸素療法は、酸素供給装置からチューブを通じて酸素を取り入れる方法で、外出時も軽量の酸素ボンベを携帯することで治療が続けられます。必要な酸素吸入量や時間には個人差があるため、医師と相談して治療を行います。

呼吸器リハビリテーションでは、息切れの原因となる動的肺過膨張(空気が肺に取り込まれて肺が過膨張する)を予防する口すぼめ呼吸の指導、ウォーキングや自転車など下肢を使った持久力トレーニング、たんなどを除去するための処置などが行われます。

呼吸器リハビリテーションには、慢性閉塞性肺疾患(COPD)の症状を改善するほか、不安などを解消し生活の質や健康状態を向上させる効果も期待できます。

肺胞が壊れ、肺にたまった空気を出せなくなっている(気腫化)重度の患者に対しては、外科手術が行われることがあります。この場合は肺容量減少術を行い、気腫化した部分を切除します。ただし、日本ではあまり一般的ではありません。

術後は症状が緩和されますが、残った肺も徐々に気腫化するため完治が望めるわけではありません。

現段階では慢性閉塞性肺疾患(COPD)を完治させる治療法はありません。しかし、治療によって症状を抑えたり進行を遅らせたりすることは可能です。慢性閉塞性肺疾患(COPD)の治療には、QOL(生活の質)を向上させる側面もあるため、医師と相談したうえで適切な治療を継続することが大事です。

また、慢性閉塞性肺疾患(COPD)は喫煙と大きく関わりがあるため、症状改善のためには禁煙が大変重要となります。医療機関によっては禁煙外来が設置されているところもあるため、担当医と相談しながら禁煙と治療を進めていくとよいでしょう。