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自己免疫性肝炎の予後——日常生活での注意点とは?

免疫が自分のからだを攻撃する自己免疫性疾患は、原因を取り除くことができないため生涯治療を続けなければなりません。日々の生活の中では、治療上注意しなければならないことも出てきます。福岡山王病院で難病治療に取り組む石橋大海先生に自己免疫性肝炎の日常生活上の注意点についてお話をうかがいました。

自己免疫性肝炎は肝炎によって肝細胞が障害される肝臓の病気で、自己免疫の異常が関係しているといわれています。中年以降の女性に好発するのが特徴で、「難治性の肝・胆道疾患調査研究班」が2005年に行った調査によると、日本国内に9,533人の患者さんがいると推定されています。原因不明の難治性の肝疾患のひとつで、原因が判明しているB型肝炎やC型肝炎といった肝炎ウイルスやアルコールおよび薬物による肝障害、または他の自己免疫疾患による肝障害との鑑別が必要となります。

治療は副腎皮質ステロイドの投与が基本となり、内服は生涯続けなければなりません。ステロイドの有効性が高く、内服治療を行った患者さんのおよそ9割で良好な肝障害の改善がみられます。

しかし一方で、ステロイド投与によって、満月様顔貌(ムーンフェース)や消化性潰瘍、糖尿病や骨粗鬆症,感染症といった副作用が現れるほか、食欲の増進などがみられます。そのため、体重が増加して糖質代謝や脂質代謝の異常を呈します。

日々の生活においては、食事の摂取量や体重管理などが必要になってきます。また、副腎皮質ステロイドの内服中はからだの抵抗力が低下するため、感染を起こしやすくなります。そのため、粉じんが多いようなところに行くのを避けたり、人が多いところに出かけたりする際にはマスクを着用するなどの注意が必要です。

インフルエンザや肺炎球菌、B型肝炎ウイルスといった不活化ワクチンに関しては、予防接種を受けること自体は可能ですが、副腎皮質ステロイド投与中は予防効果が少ないので控えた方がいいでしょう。また、麻疹や風疹、おたふくかぜといった生ワクチンに関しては、ステロイド投与中は原則として接種はできません。

治療中の妊娠や出産は可能ですが、治療薬が胎児に影響を与える可能性もあるため主治医と十分に相談して下さい。

妊娠中は免疫が低下するため病気自体は落ち着くことが多いのですが、出産後にはリバウンドによって免疫力が上がり病気の悪化がみられることがあります。

治療中だからといって運動を制限する必要はありません。

適度な運動であれば肝機能を悪化させることもなく良い効果が期待できます。運動の目安としては、息切れせず、次の日に疲れが残らない程度の運動が効果的とされています。ただし、その日の体調や病気の進行具合によっても左右されるため、運動を控えた方がよい場合もあります。

特に食べてはいけないものなどはありません。

ただし、副腎皮質ステロイド服用中は食欲が増進する傾向にあるため、高カロリー食を避け、食べ過ぎに注意してバランスよく適度なカロリーの食事に心がけることが大切です。体重が増えないよう食事や栄養に関する指導も必要になってきます。

場合によっては副作用がおこる可能性があります。

副腎皮質ステロイド治療中に骨粗鬆症予防薬を使用している場合、抜歯などを行った際に顎骨壊死(あごの骨に炎症が生じて壊死する)といった副作用を起こすことがあります。そのため、歯科治療を行う場合には歯科医師や主治医に相談して行うことが重要です。

治療薬である副腎皮質ステロイドに反応を示し、適切な治療が行われれば予後は良好です。

ステロイドに抵抗性があり、肝硬変まで進行した場合には肝細胞がんの発生率が高くなり予後も不良となります。そのため、定期的に腹部超音波やCT(コンピューター断層撮影)、MRI(磁気共鳴画像)といった画像診断を行わなければなりません。予後を良好に保つためには、血清トランスアミラーゼの正常化を維持することが重要です。