手足口病は、主に手、足、口に発疹が出る夏の風邪の一種です。
手や足にできる発疹には、痛みやかゆみをともなうことは少なく、自然に治ります。
今回は、子どもがよくかかる手足口病の発疹について国立成育医療研究センターの松井俊大先生にお話を伺いました。
手足口病の発疹は以下のような場所に起こることが多いとされています。
手足口病では、2〜3 mmほどの水ぶくれの発疹ができます。
個人差はありますが、発疹は3日〜7日ほどで消えていきます。
手や足など皮膚にできる発疹は、カサブタを作らずに消えていきます。
発疹による痕が残ることはありません。
手足口病の発疹にかゆみを伴うことはまれです。
乾燥肌やアトピー性皮膚炎がある場合など肌のコンディションによってはかゆみが生じることがあるかもしれませんが、基本的にかゆみはありません。
発疹は、触らず、掻かず様子をみてください。水ぶくれの中には原因ウイルスがいるので、潰してしまうとそこから感染が広がることがあります。