メトホルミン塩酸塩などが処方されています。
特に腎臓が悪い方やアルコール多飲者、高齢者では、「乳酸アシドーシス」という副作用を起こすことがあります。
「乳酸アシドーシス」とは、糖分が体の中で過剰に「乳酸」という物質に変わってしまう状態です。「乳酸」は酸性の物質なので、体にとっては毒性が強く、この「乳酸」が増えすぎてしまうと、昏睡状態になり死に至ることもあります。
よって、37.5℃以上の熱がある時、お腹の調子が悪い時、食欲が無い時、造影剤を使う時などにはビグアナイド薬の使用を控えるようにしましょう。
これらの時に、この薬剤を服用すると、「乳酸アシドーシス」になる可能性が高くなります。
適切に使用している限り「乳酸アシドーシス」が起こることはほとんどありません。
胃腸障害の副作用を起こすこともありますので、食欲不振、吐き気、腹痛などがあれば医師に相談するようにしてください。