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「咽頭炎」の症状を医師が解説―治るまでの期間はどのくらい?長引くのはなぜ?

咽頭炎は、咽頭(鼻の奥からのどまでの部分)がウイルスや細菌の感染により炎症を起こしている状態のことをいいます。一般的には、急性炎症で発症する「急性咽頭炎」と、その炎症が長く続き慢性化する「慢性咽頭炎」があります。

日常的にかかることが多い病気ですが、どのような症状が出るのでしょうか。また、どのくらいの期間で治るのでしょうか。この記事では、咽頭炎の症状や受診目安などの疑問について医師がお答えします。

咽頭炎はのどに起こる炎症のため、のどが痛む、のどに赤みや腫れがある、白苔(はくたい)(白い苔状のもの)や(うみ)の栓がつく、熱が出るなどの症状がみられます。

急性咽頭炎

上記症状以外に、声が出なくなったり、食べ物を飲み込みにくくなったりします。これらは炎症初期から現れ、急性咽頭炎の代表的な症状と考えられます。

慢性咽頭炎

急性咽頭炎のような咽頭の炎症が長く続き、喉頭まで広がったものが慢性咽頭炎です。喉頭の腫れを伴うと気道が狭くなり、息苦しさを感じる場合もあります。

急性咽頭炎では軽症の場合、比較的短期に症状が軽減することが多く、およそ4~7日程度で改善することもあります。

しかし、炎症の程度が強く、発熱などのほかの症状も伴う場合は、治癒するまでより長い日数を要することもあります。

慢性咽頭炎では、炎症の範囲が広く、薬などの治療で改善されない場合は点滴を要することがあります。この場合には入院治療が実施されることもあり、長期間の治療を要するでしょう。

急性咽頭炎では、咽頭に痛みがある、発熱があるなどの場合には、炎症を抑える薬やうがい薬での治療が行われます。このような治療によって多くの場合で症状が和らぎますが、周囲に炎症が広がっている場合は炎症が長引いたり、いったん和らいでも繰り返したりすることがあります。

ほかにも喫煙によってのどへの刺激が続いていたり、飲酒によって炎症を起こしやすくなっていたりする状態では、症状の改善に時間を要し、炎症を繰り返すこともあります。

また、治療において必要な薬が使用されない場合や必要な薬でも量が少ない場合は、十分な治療効果が得られないことがあります。

そのような場合では炎症が慢性化し、慢性咽頭炎になることもあります。慢性咽頭炎では、炎症が周囲に広がっていることも多く、治療が遅れることがあります。

咽頭の痛みがあったり発熱があったりする場合には、炎症を抑える薬や、うがい薬などでの治療を要することがあるため、病院への受診を検討するようにしましょう。

特に炎症の程度が強く、仕事や学校に行くことができないほど疲労し、食事がとれない、38.6度以上の発熱がある、咽頭の発赤と腫れが顕著であるような重症例では薬物療法を要します。

炎症が強い状態では、咽頭周辺の腫れのため呼吸が困難になることもあります。このような状態では早急の受診を検討しましょう。

そのほか、高齢の方や基礎疾患(もともとの体の病気)を持つ方は2次感染を起こす可能性が高く、細菌感染を発症した場合に重症化しやすくなるため、早めの受診が望ましいです。

炎症が広がった慢性咽頭炎では、のどの違和感や痛みが症状として現れることが多くなり、これらは急性の炎症よりは比較的軽度です。しかし、年に何回も症状が現れる際には受診することを検討しましょう。

急性咽頭炎、慢性咽頭炎は、ともに耳鼻科で対応が可能です。

軽度の咽頭炎では特に治療を行わなくても改善することがありますが、気になる症状がある場合は、早めに受診を検討して医師に相談するようにしましょう。